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脳神経外科と看護について

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害、脳腫瘍、脳挫傷、頭蓋骨骨折などの東部外傷、てんかん、パーキンソン病、三叉神経痛などの機能的疾患、AIDSなどの疾患を扱う脳神経外科。緊急手術も多く、術後はほとんどがICUで管理されます。脳神経外科での看護で重要なのは意識レベルです。モニターでのチェックをはじめ、患者さんの観察はすみずみまで、しっかりと行わなければなりません。ちょっとした機能低下や変化は急変につながることがあるので、患者さんの変化には敏感になることは大事です。そのためにも、脳の機能や解剖などの知識はしっかりと身に付けておくことが必要とされます。特にくも膜下出血の術後には注意が必要です。術後に起こりやすい脳血管れん縮や水頭症などの月合併症などが起こらないよう、早期発見をしなければなりません。脳神経外科のICUは緊張感漂う現場です。

急性期を過ぎたら次はリハビリが必要となる患者さんがほとんど。言語障害や感覚障害、視野麻痺、運動麻痺、失読、失書、尿失禁、妄想や気分・感情の異常、情緒障害などがあります。自ら何かをしようとしない、身だしなみにも無頓着になる、など自発性の低下もあります。このような後遺症と向き合っていかなければならないのが、本人はもちろん、病院スタッフや家族です。脳神経外科では家庭復帰、社会復帰を目標にチームでリハビリテーションを行います。看護師、理学療法士、作業療法士、医師などあらゆる専門的視野から患者さんを観察し、最適な看護をしていきます。リハビリは本人のやる気が、経過に大きく影響します。本人の気持ちを前向きにさせるためには、看護師の精神的ケアや家族の支援が重要です。患者さん本人だけではなく、家族へのサポートも必要。精神的なケアや疾患やリハビリに関する情報提供などのほか、在宅に戻られる場合の準備や相談、ソーシャルワーカーや地域の訪問看護などと連携を取るほか、家族が行う在宅での看護や注意などについても指導をします。