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整形外科と形成外科の違いについて

外科から独立した診療科目はいくつかあります。脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科などが代表的なものです。しかし、その違いをしっかりと把握している人は少なく、特に整形外科と形成外科の違いが分からない方は多いことでしょう。 整形外科は骨、関節、筋肉などの運動器系を中心に扱っています。身近なものとしては腰痛の治療があります。これは重い荷物を持ち上げる、長時間同じ体勢をする、などによって引き起こされます。脊椎には椎間板と呼ばれるクッションがあり、これが重い荷物を持つなどすると椎間板が飛び出て神経を圧迫してしまうのです。これによって神経が刺激され、痛みが走ってしまうのです。湿布などで治療を行いますが、重症になると手術をしなければなりません。 そのほかに肩コリの治療も行っています。これは長時間同じ体勢をすることで筋肉が硬くなり、酸素や栄養分が届かなくなることが原因です。湿布や内服薬、睡眠時の姿勢、ストレッチなどで改善ができます。

では形成外科ではどのような治療を行っているのでしょうか。整形外科と名前は似ていますが、その内容は大きく異なります。 代表的なものは、癌の手術などで失われた組織や機能の再建、火傷の痕の再建などがあります。病気や怪我などでこれまでの形を失ってしまった部位の再建を行っているのです。 こういった再生医療の技術は、第一次世界大戦で負傷した軍人の傷跡の再建をするために研究が進められました。 大きな病院の形成外科では保険が利く医療行為が中心です。しかし個人のクリニックで行っている美容整形も形成外科の一種ですが、こちらは一般的に保険適用外となっています。 手術の方法はケースにより様々です。縫縮を始め、皮膚移植、昨今ではレーザー治療も一般的になってきました。その他にも切除した乳房の再建に使用される組織伸展法、傷口を消毒せず、常に湿った状態で治療する湿潤療法、壊死組織を切除するデブリードマンなどが行われています。